職場の新人さんが鬱になった
連休明け一日目、なんとか終えられました。
さて、今朝新聞で、コロナ休校明けや、今回の4連休明けは、児童生徒の不登校や、心の悩みが増えるという記事を読みました。
いやいや、連休明けは、子どもでなくても大人も鬱になるわ、と思いつつ出勤したらば。
職場の新人さんが、鬱(まだちゃんとした診断書を私は見ていないので、このように表現するけど)でお休みします、ということでした。
この時点では、一週間くらいお休みかも、ってことだったけど、夕方にはお母さんがいらして、診断書をもらってこれから一ヵ月お休みすることになったとのこと。
新人さん・・・うちの職場では、新人さんのことを新規採用を略して、新採さんと呼びますので、以下新採さんと呼びます。
新採さんは、私たちとは違う職種で、職場に一人しかいない職種だった。
すごく頑張り屋さんで、しっかりしていて、それで私たちも即戦力として頼ってしまった。
三月まで学生だったというのに、ものすごーく頑張っていた。
新採だから、通常業務だけでもわけがわからないだろうに、今年はコロナがあって、非定型の業務がたくさん発生していた。特にその新採さんの業種では、対応することが多かった。
彼女がしっかりしているのと、その職種の仕事内容がわからないのもあって、いきなり新採さんに全部任せていいのか確信がもてないまま、彼女に任せきっていた。
また、コロナ以外にも例年以上にトラブルが発生していて、まだまだ新採さんなのに、こんなにトラブル多くてかわいそうに・・・でも、すごくしっかりしていて、ちゃんとこなしてるな~って、みんな感心していた。
先週の水曜日(連休開始前最後の日)までは、全然普通に明るく職場にいたので、そんなにつらかったことに気付けてなかった。
本当言うと、大変だろうなぁ・・・とは思っていたから、声をかければよかったんだけど、しっかり者に見えたし、平気そうだと思ってたから、そんなにズカズカ踏み込むのもね、と躊躇してしまっていた。
もっと、あたたかい言葉をかけれてたらなぁ、と心から思う。
新採さんのお母さんによると、三週間ほど前に、なんだか落ち込んで帰ってきた日があって、それ以来、だんだん家では、つらそうになっていたらしい。
職場に行く通勤途中では、動悸息切れがして、仕事に行くのがつらくて、家で仕事の話を聞くと、泣いたりしていて、心配だったらしい。
恥ずかしい話だけど、私たちからすると、おうちでの様子を聞くと、そんなにつらかったの?と驚くばかりで、新採さんは、職場ではそんな素振りを見せず、毎日明るく振る舞ってくれていた。
何も気づいてあげられず、本当に申し訳ない。
上司が、新採さんが当分休むことを告げたとき、その次に、新採さんの仕事をどうしようかな~と仕事の心配をしたんだけど、それは職場だから当然心配することではあるけど、まずは新採さんのことを慮ってほしかった。
大体、新採さんがあんなに思いつめていたのは、先週上司がけっこう厳しく指導していたことも要因に思える。
その上司は、私が肺炎で入院した時、復活したらすぐに職場の繁忙期だったので、「体調悪いのはわかるけど、そういえる場合でもないからがんばってほしい」と言った人で、その後私は一ヵ月がんばって、今度は気管支炎になったしな。
まあ、でも、私の職場はトップが人件費を削りまくったため、どこも人員不足で、業務に追われているから、上司の立場からすると、誰か一人休むと、仕事が回らなくなるから、そう言わざるをえないのかもしれないけど・・・
でも、自分がその立場になったら、仕事をどうするかは内心考えるとして、まずはその人の心身を大事に考えられる人間でいたい。
がんばり屋さんの新採さんがこういうことになって、もっとしてあげられることもあったように思うから、落ち込んでいる。
ちょっと上司のグチを聞くとか、お菓子をあげてみるとか、そういうことをしておけばよかった。
私自身は、ストレスは体調悪化に現れるタイプだけど、超激務職場だった時は、今になってみれば精神的にもかなりやばかったので、精神疾患は誰でもなりうるというのはわかる。
私自身、仕事がんばらなきゃ!ってタイプではあるけど、もうさ、仕事なんてどうでもいいよ。心身の健康のほうが大事だよ。
仕事は力抜いていこうぜ、身も心も削って仕事に捧ぐなんて、やめようぜ、って心底思いました。