潰瘍性大腸炎と海外生活
こんにちは、ダニエルです。
ツイッターで、UCだけど、海外生活したいな、ってつぶやきを見つけました。
私は、発症してから、海外旅行と、海外生活の経験があるので、それについて。
1 海外旅行なら気にせずトライすれば
海外旅行…ちょっと不安かもしれないけど、1ヵ月内なら、気にせず行けばいい。
まず、体調が安定しているのは前提です(さすがに入院の可能性があるような時期はおすすめしない)。
旅行となると、外食が続くけど、海外とはいえ、おなかに衝撃が少なそうなものを選んで食べてれば、そこまで問題ないかと。
長期滞在なら、食事を自分で作れるところに泊まって、食材も少し持参して、たまに自炊できるとおなかも落ち着きそう。
私は、発症後にフランス、バリ、グアム行ったけど、そこまで気を付けることなく、わりと普通に楽しみました。
食事で、一番難しかったのは、フランス。
美味しいものは、脂質の多いものなので、避けるべきだけど、ここまで来てるから食べたい…!みたいな。
結果として、あまり我慢せず食べてました。こってりしたフレンチや、バターたっぷりのオムレツ(モンサンミッシェルの!)、繊細で美しいスイーツ、チョコレートなどなど…
私の場合は、腸子悪くても、プレドネマ直腸すると安定することが多いので、プレドネマは持参してました。
2 海外生活はどうか?
私、発症後に2年間の海外生活を経験しました。
学生時代に留学経験があって、大人になってもう一回海外生活したかったんです。
ちなみに行ったのは中国。
本当は英語圏がよかったけど、職場から派遣がある海外は英語圏はなかったので、消去法で選びました。
結論から言うと、海外生活は心配が多いからあまりおすすめしないけど、人生の中でどうしてもトライしたいのであれば、やってみればいい。
まず、お薬については、私が行った頃は、半年分までは処方してもらえたので、半年ごとに一時帰国して、お薬をもらうかたち。
通院も、お薬の処方と同じく、半年に一回。
何かあったときは、現地で病院に行く必要があるけど、海外といっても、日本人のお医者さんがいる地域もあるので、なるべくそういう地域がおすすめです(日本人が多く在住している地域)。
そうでないと、現地の病院に行くことになるけど、外国語で病気について説明するのは、とてもしんどい。
海外派遣者は、海外旅行保険入る人が多いでしょうけど、病気もちの人は必ず入ったほうがいいです。治療費がカバーされるし、言葉が通じない場合は一緒に病院に行ってくれるサービスもあったりする。
それでも、私はどうしても体調悪くて一時帰国したこともあったので、なるべく近い海外のほうが安心です。
食事は、日本にいるときよりも気を付ける必要があります。
たまに外食、基本は自炊で。
日本食ほどおなかにいい食事はないと思う。
海外だと、日本食の食材もなかなか手に入れられないので、持参するか、送ってもらうか、日系のスーパーで買ったり、他のアジア系のお店で買う必要があります。
3 海外生活の何が危険か
私の経験だけど、海外駐在って、飲み会が多い。
海外派遣だと、現地で人脈作るのも仕事のうちなので、飲み会に出るのは必須。
飲み会といっても、アルコールを飲まなくてもいいんだけど、私は自分を勢いづけるためにも飲んで、おなかゆるくなってました。
あと、中国ならではかもしれないけど、宴会で一人ずつ挨拶してから乾杯する文化があって、それがつらかったな~
白酒(バイジウ)っていうアルコール度数50度のお酒を一気飲みしなければいけないんだけど(アルハラやん)、喉がやけるように熱くなる。
そういう現地の飲み会が仕事の一環だったので、つらかったですね。
そういう飲み会に出なくていい立場で、食事のコントロールが自分でできるなら、海外生活は大丈夫なのではないかな?と思ってる次第です。
4 したいことはやってみよう
私は、海外派遣中に、体調悪くて早く帰国したい…ってなった時期もあったけど、やはり挑戦したいことだったから、してよかったと思ってます。
今後も、職場から海外派遣の可能性はあるけど、出張はともかく滞在は断ろうと思ってます。
やっぱり、飲み会があるのがネックですね。
それがなければ、全然いいんだけど。
病気だと、自分を制限しがちだけど、痛い目をみることがあっても、挑戦してみると気持ちは晴れやかになると思います。